2018.03.23

非対面決済サービス「H’OURS」を提供するエスクロー・エージェント・ジャパン、インバウンド不動産ポータルを運営するビヨンドボーダーズと業務提携

海外不動産検索ポータルサイト「セカイプロパティ」( https://ja.sekaiproperty.com/ )を運営する、株式会社ビヨンドボーダーズ(本社:東京都新宿区、代表取締役:遠藤 忠義、以下 ビヨンドボーダーズ)と、株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:本間 英明、東証一部(証券コード:6093)以下 EAJ)は、このたび、ビヨンドボーダーズが行う海外在住の外国人が日本の不動産を購入する取引(以下 インバウンド不動産取引)において、海外在住の外国人にかかる訪日の経済的・時間的コストの軽減及び信託口座を活用した取引資金の保全を目的として、EAJが提供する非対面決済サービス「H’OURS(アワーズ)」の利用について業務提携契約を締結しましたのでお知らせいたします。

1.業務提携契約締結の趣旨・理由
■外国人が日本の不動産を購入する際、立ちはだかる壁
海外在住の外国人が日本の不動産を購入するには、契約手続き・決済という2つの壁が存在します。1つ目は契約手続きの際に購入者が日本を訪問するか、宅地建物取引士が購入者の居住地を訪問し、「対面による重要事項説明」を行う必要があり、経済的・時間的な負担がかかります。

2つ目は決済立会い(各種手数料や書類等の授受のために関係者が一堂に会すること)のために購入者が日本を訪問する必要があり、経済的・時間的な負担がかかります。また、物件の代金を海外から送金することにより代金を受領するまでに時間がかかるため、売主と買主間での「同時履行」を実現するためには事前に日本国内の第三者の口座に送金しておく必要がありますが、多くは仲介事業者が倒産隔離されていない一般の口座で預かることから、買主にとっては資金の保全に対する不安が残らざるを得ない状態となっています。

このように、海外在住の外国人にとって日本の不動産を購入するには、日本への訪問や事務手続きにかかる経済的・時間的な負担の大きさや資金の保全方法が課題になっています。

■インバウンド不動産取引の課題をクラウドサービスにより解決
非対面決済サービス「H’OURS(アワーズ)」は、日本の不動産取引の商慣習である「決済の立会い」を、クラウドサービスや信託口座等により削減するソリューションであり、ビヨンドボーダーズはこのようなインバウンド不動産取引における課題を解決するために、「H’OURS(アワーズ)」の利用を開始することになりました。これにより、海外在住の外国人が決済だけのために日本を訪問することなく、不動産取引決済を行うことが可能になります。

特に、外国人買主からのニーズという点では、海外では一般的である「信託口座」の利用についても「H’OURS(アワーズ)」はワンパッケージになっているため、利便性、信頼性が高いといえます。

さらには、インバウンド不動産取引における契約手続きのノウハウを持つビヨンドボーダーズが、契約に必要な手続きを外国語でサポートすることで、取引関係者のコミュニケーションを円滑化します。

今回の提携により、「H’OURS(アワーズ)」をビヨンドボーダーズが行うインバウンド不動産取引の中で取引関係者に提案することで、不動産取引の経済的、時間的負担の軽減を目指してまいります。

2.日程
平成30年3月23日 業務提携契約締結
契約締結後順次、ビヨンドボーダーズが取扱う不動産売買・仲介に提供

■株式会社ビヨンドボーダーズの概要
社名:株式会社ビヨンドボーダーズ

事業内容:海外不動産検索ポータルサイト運営、日本・海外間の不動産売買サポート

代表者:代表取締役 遠藤忠義

所在地:〒160-0022 東京都新宿区 新宿5-11-13 博雅ビル3F

設立:2015年7月

URL:http://beyondborders.jp/ja/

■株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン
社名:株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン

事業内容:

【BPO サービス事業】不動産関連事業者向けの業務受託・人材派遣等

【エスクローサービス事業】情報システム提供を含む各種支援サービス

代表者:代表取締役社長 本間英明

所在地:東京都千代田区大手町2丁目2番1号 新大手町ビル4階

設立:2007年4月

URL:http://www.ea-j.jp/